メールBOX
初めての方へ Pプロ通信 ココだけのパセリ伝説 みんなの広場 お便りコーナー倉橋燿子作品紹介 大人の方へ

memory02の最近のブログ記事





「ここはどこなの?」
「わからない。たぶん、洞窟だ。」
「洞窟・・・・・・。」
「うん。かなり広そうだよ。」
 隼人に言われて、パセリはまわりを見まわした。隼人はきょろきょろと目を動かしていたが、やがて、地面から細い小枝を拾いあげ、その先にライターの火を近づける。しばらくすると、小枝に火が燃えうつった。
 その火をたよりに、まわりを見まわすと、四方をごつごつした岩のようなものに囲まれているのがわかった。
 気味の悪い、小さな鳴き声があちらこちらから聞こえた。隼人が火のついた小枝を上のほうに向けると、頭上で黒いものがいくつも飛びかっているのが見えた。
「あれは・・・・・・。」
 パセリはおそるおそる指をさした。
「コウモリだ。」






恐ろしそうな洞窟の中に入ってしまって、どうなるんだろうって思ってたら、
すごーくびっくりの展開。まったくハラハラさせられどうしでした。
(岡山県 S.Tちゃん 12歳)

隼人君って、なんとなくあやしい感じ。
でも、そこが魅力なんだよね。隼人君、ステキ!
(石川県 H.Eちゃん 14際)

本当は怖い場所なんだろうけど、パセリと隼人が二人っきりで、
助け合ったり、励ましたりして、なんだかうらやましくなりました。
(秋田県 T.Oちゃん 12歳)











走るほどに、雨足が強くなってくる。パセリは全身ずぶぬれになっていく。それでも、足をふるめることなくパセリは走りつづけた。
 通りに出る手前まで来ると、隼人がかさをさして走ってくるのが見えた。
「パセリちゃーん!」
 隼人がさけぶ。
「隼人くーん!」
 パセリは大きく手をふった。
 二人は通りに出る信号の前で出会った。パセリは隼人の胸の中に飛びこんでいく。そのはずみに、かさが飛んだ。隼人は両手でパセリを受けとめる。
「大変だったね。かわいそうに・・・・・・。」
隼人はやさしく言った。
「でも、もうだいじょうぶ。ぼくがいっしょだ。」
「うん・・・・・・。」
 パセリは何度も大きくうなずいた。
「あったかい・・・・・・。」
 パセリはつぶやく。隼人のやさしさが、ずぶぬれになったパセリの心と体をあたためる。






誰のことも信じられなくなったパセリが飛び込んでいったのは、隼人の胸の中。
パセリはちょっと危険な隼人のこと、いちばん信じてるんだね。
(群馬県 I.Mちゃん 15歳)

わたし、このシーン、大好き。なんども読み返しちゃいました。
今も胸がどきどきしてまーす。
(岐阜県 U.Tちゃん 13歳)











 ――ああ、これが今、わたしが生きてる世界。毎日ここで空手のけいこをし、ここで隼人に出会い、ないしょでデュークの背中に乗った場所。どきどきしたり、不安になったり、泣いたり、笑ったり・・・・・・。
 パセリはなぜか胸がいっぱいになり、鼻の奥がつーんとなる。
 ――ああ、もう秘密なんてどうでもいい。記憶なんてもどらなくていい。わたしは、今のわたしでいい。今のわたしをいっしょうけんめい生きる!神様、どうか、今のわたしを生きさせてください。






“わたしは、今のわたしでいい。今のわたしを、いっしょうけんめい生きる!“
――この言葉が胸にしみました。この言葉、絶対に覚えておきます!
(山形県 F.Hちゃん 14歳)

わたしも、ありのままの自分を、さりげない毎日を愛せるようになりたいと思いました。
とても勇気が出ました。パセリちゃん、ありがとう。
(埼玉県 N.Mちゃん 13歳)

きらわれるのがこわくてビクビクしていたパセリは、わたしにそっくり。
だから、わたしもパセリのように今の自分をいっしょうけんめい生きます!
(大分県 Y.Nちゃん 12歳)



このバックナンバーについて

このページは、
カテゴリ『memory02』
記事の一覧です。

⇒前のカテゴリ
memory01

⇒次のカテゴリ
memory03

⇒ブログのトップに戻る
⇒バックナンバー一覧

     

リンクフリー